マナスル
【マナスル121(MANASLU121)の魅力】性能・点火方法・メンテナンス

キャンプが楽しくてハマったけど、そろそろ渋い道具が欲しいなぁ。。
なんて思いませんか?

マナスルはファミリーキャンプ向けでは無いですが、元気のいい音をたてて青く広がる炎や、鈍い金色に光る真鍮製のボディーには独特の空気感が有り、ファミキャンでも1人の時間を楽しみたい人にとっては最高の道具であり、一生の相棒になるかも知れません。

ここではマナスルの性能や、点火方法、メンテナンス、「こんな時にマナスルがあると気持ちいい」という魅力を紹介します。

マナスルの性能

燃料:灯油
タンク容量:400ml
重量:1350g(ケース込み)
燃焼時間:約2.5時間

点火

マナスルは箱出しでバーナー部が焼けた色になっています。それは出荷前に全ての個体の点火テストがされているからです。
なので何十年も前から変わらない機構でも安心して点火することが出来ます。
点火には予熱用のアルコールなどが必要です。

点火方法

バーナー部を燃料タンクに乗せてボルトで留め五徳をさして組み立てます。
予熱皿に燃料用アルコールを2/3ほど注ぎ、風防とバーナーリングを取り付けます。
圧力調整バルブを開いて、アルコールに点火します。
2〜4分(季節による)ほど予熱し、充分に温まった所でバルブを閉じて数回ポンピングします。
ガス化した灯油が出たら着火します。
十分な火力になるまで追加のポンピングをします。
火力を弱める時は圧力調整バルブを開くと弱火になります。

注:余熱が足り無い場合は生の灯油が噴出するので余熱は充分に行なってください。

予熱剤に何を使うか悩む所ですが、綺麗に使いたい方はアルコールが良くて、バーナーペーストやタブレット跡が残ります。

メンテナンス

ポンプカップへの注油
ジェットの掃除

普段は、ポンプカップの注油とジェットにクリーニング針を通すくらいです。
ポンプカップが乾燥すると、ポンピングしても圧縮が出来なくなるので「リュブリカントオイル」を垂らして乾かないようにします。コールマンのオイルを使うか。機械油でも大丈夫です。
クリーニング針はスター商事からマナスルの掃除針が販売されています。

パッキン交換などは燃料もれを起こした時くらいなので数年に一度です。

ジェットのクリーニングをしないと、目詰まりをおこして火力が上がらなくなります。

魅力

マナスルの魅力はなんといっても真鍮のボディに反射する光です。
ファミリーキャンプの時でも家族が寝た後にマナスルを出してランタンの灯りで鈍く光るボディを愛でながらお酒が飲めますよ。

または家族が起き出す前に、火力を絞り気味にしてお湯を沸かして入れるコーヒーも最高です。

家では、マナスルを磨きながら次のキャンプの計画を考えたり,
ながめてニヤニヤしたり、ガスのバーナーでは味わえませんよ。

まとめ

魅力たっぷりのマナスルですが、残念ながら現在は品薄で中古品にもプレミアがついている状況です。
でもチャンスが有ればぜひ手に入れて欲しい道具です。