123r
オプティマス・スベア123Rのすべて:「点火のコツ」から「シンデレラフィットな道具」まで

オプティマス・スベア123Rは、スウェーデンのOptimus(オプティマス)社が製造するコンパクトなガソリンストーブで、初めて発売されたのは1955年です。
当初は軍用として設計され、その後アウトドア愛好家や登山家の間で人気を集めました。

このストーブは真鍮製の美しいボディと信頼性、耐久性で知られており、長年愛され続けています。


ここでは、オプティマス・スベア123Rの点火方法、シンデレラフィットな道具、メンテナンスについて解説します。

使い方

燃料の準備

オプティマス・スベア123Rはホワイトガソリンを燃料として使用します。無鉛ガソリンも使用できますが、故障の原因になるのでやめておきましょう。

点火方法

  1. 風防を外し火力調整ノブを時計方向に回し消火位置に、ストーブの上部のキャップ(圧抜き用)を取り外します。
  2. .燃料タンクに燃料を補充します。
  3. スポイトなどで燃料を少々抜きバーナーの根元に数滴たらします。キャップはもとに戻します。
  4. 風防をもとにもどし、隙間からチェッカマンなどで点火し予熱開始です。
  5. バルブの調整キーを取り付けます。
  6. 1分ほどしたら調整キーを反時計回りに少し回して点火完了です。
石綿

筆者はバーナーの根元に、ガラスウールやカーボンフェルトを巻いています。こうすると予熱用の燃料が多めにたらせるので、安全に予熱できます。

火力調整

調整キーを半時計回りに回し炎を大きくします。回し続けると再び『弱火→消火』となってしまうので、時計回りで弱火にします。

現在の123R は、点火してない時に調整キーを左右に回すとジェット掃除の針が出入りして、不純物を掃除してくれます。


使用後は調整キーを閉じて消火します。ボディーが冷えたら圧抜きキャップを回してタンク内の圧を抜き燃料も抜き取ります。

注意点

スベアは自然加圧式なので、周囲の温度が上がると気化もどんどん速くなります。周りを風防などで囲むと温度があがりすぎて過加圧になります。圧抜き弁からガスがでて内圧をさげてくれますが、気化したガスに引火すると危険です。
スベアの周りを風防でぐるっと囲むのはやめましょう。

シンデレラフィットな道具など

現在は廃盤になってしまいましたが、スノーピークのチタントレック700にピッタリと収まります。オプティマスの純正ケースも良いですが、我が家に有ったカメラのレンズポーチがピッタリハマりました。

チタントレック700は廃盤になりましたが、蓋に穴が空いているのでパスタを茹でて湯切りするのに便利です。Amazonでみる。

ケース


中にはスポイトと着火用のフリントライターを入れています。バーゴチタニウムのフリントライターは、クリップがついているので便利です。Amazonでみる
クッカーに、燃料の匂いや汚れがつくのも嫌なので、ストーブは厚手のビニール袋に入れてパッキングしています。
  

ケース2

メンテナンス

ホワイトガソリンを使い、適切な大きさのクッカーを使用していれば、ほとんどメンテナンスフリーです。


実際、筆者のスベアは12から3年前に購入したものですが、パーツ交換などした事がありません。

ただ、大きなクッカーなどを使うと熱暴走を起こすことがあります。そんな時はパッキン交換などすると安心ですね。コチラの「ナチュラム修理ブログ」で詳しく解説されています。

まとめ

オプティマス・スベア123Rは、シンプルな構造と使いやすさで多くのアウトドア愛好家に支持されています。適切な使い方と定期的なメンテナンスを行うことで、長く愛用することができる道具です。